第4話「負けてたまるか妹に」
2005年 11月 03日
ブラザーは、ナッツに奪われたショートのポジションを取り戻したくて、監督に直訴。そして石黒コーチの提案で、ノックで競い合うことにする。しかし、ブラザーは惜敗。いじけて途中で帰ってしまい、挙句の果てには塾へ行くと言い出し、野球から離れていってしまう。
しかたなく、ペロペロを代わりにレフトに置くが、まったくもって心もとない。令子はブラザーの通う塾「山田義塾」に行き、野球を嫌いになった理由を聞くが、答えずに逃げていってしまう。
次の日、一人出かけるブラザーをナッツがつけていくと、川辺で一人練習をするブラザーの姿を見る。ナッツは、ブラザーにショートをやらせて欲しいとコーチや令子に頼み込むが、ブラザーはプライドを傷つけられ、かえって怒り出し、ナッツも野球を辞めると言い出してしまう。
令子は、ナッツもブラザーもレッドビッキーズには両方必要な戦力だと書き綴った手紙をブラザーに渡し、最後のお願いをするのだが・・・・。
学校の帰り道、ナッツは「悪役」とされる連中に、犬をけし掛けられ、追い回されてしまう。そこへ偶然通りかかったブラザーが、勇猛果敢に助けに入る。それをきっかけに、二人は仲直りし、グラウンドへ戻ってくるのであった。
というお話。
いやらしい話だが、この頃から、レッドビッキーズのメンバーに付けるニックネームを少しずつ、印象付ける段階に入ってきた。(爆)
兄弟間の会話で「お兄ちゃん」といったり、唐突に!「ブラザー」と呼んだり、計画的に(笑)ニックネーム定着作戦が始まった。
ネットで調べてみると、ブラザーが通う山田義塾は、実在していたようで、その後分裂。そしてなくなった様子。現ラオックス新所沢店の裏側らしい。
それにしても、犬を人にけしかけ、しかも紐を手放すという暴挙は、今やったらえらい怒られるよね。
最後気になったのは、ナッツの同級生が、渡ろうとした橋にいた犬連れの連中を「悪役よ」と言うセリフ。台本の但し書きを間違って読み上げてしまったような感じがして笑った。
ところで、本文中の『山田義塾』ですが、当方の記憶に有る情報を少々。
実はこの山田義塾は所沢の他に川越等にも有り、ここに通える事が既に難しいぐらいのガリ勉塾でした。
本来ならジュクならともかく、ブラザーではとても授業内容に付いて行けません。
以上、重箱の隅情報でした。
受験戦争世代ではありますが、今考えると、学力向上を目的とする塾が、入ること自体が難しいというのも変な話でしたね。
子供の頃に、「~塾に通ってるんだ!」と自慢げに言う奴がいましたが、
今思うと本当に不思議な子供ワールドでした。
これからも、色んな情報、よろしくお願い致します。